今や人々の生活に欠かせない携帯電話などのモバイル端末のための通信インフラ構築を行っています。コンサルティングから設計、建設工事、調整・試験、保全・保守まで、ワンストップで取り組んでいます。
移動体通信基地局を設置するためのコンサルティング・設計は、高度な専門知識やノウハウを駆使して、さまざまな法規制を遵守しつつ具体化していく、初期段階の重要な作業です。
郊外の鉄塔や電柱などに設置され、広範囲なエリアをカバーする基地局は、近隣に居住する人々のご了解を得たうえで、都市計画法、文化財保護法など数十の法律を遵守し電源・伝送路の確保、アンテナ・機器設置の検討を行います。こうした多岐にわたるファクターに配慮しながら、基地局設置に向けて、設計を行います。
都市部のビルの屋上に設置され、比較的狭いエリアを効率的にカバーすることを目的としています。この形式の局も、ビルオーナーから設置のご承諾を得て、他局との電波干渉がないかを確認したうえで、設計を行います。
ビルの地下や電波の届かないところに中継局を設置するもので、ビル全体をカバーするタイプと特定のエリアをカバーするタイプがあります。試験用の電波を発射して、満足できる通信エリアを確認し、最適な設計を行います。
施工は大きく分けて建築工程、設備設置工程、試験工程と以下の3つに分類され、場所も様々で毎日異なる環境での作業もあることから、施工エンジニアには技術力はもちろんのこと、迅速かつ的確な対応と判断力が求められます。
無線設備を設置するための電柱の建柱・基礎土木工事、ビルの屋上などの設備を設置するための基礎工事です。
主に無線設備の設置工事を行う工程で、アンテナから装置までを設置し、その設備に関わる電気工事や通信設備の設定・調整までの一連の施工を行います。これらは、鉄塔上やビル屋上などの高所作業となることが多く、作業の安全性を確保するために様々な安全器具が準備されています。また、通信サービスが変わるごとに設備も変わるため、新しい技術への関心を常に持ち続けていくことが必要となります。
試験工程は設備施工の一環として行われ、工事の良否の判定と装置の単体での調整を行う工事試験、システム全体が問題なく稼働するかを判定する付帯試験の2つに大別され、これらは設備施工と関連性が非常に高いため、同一グループにて行われます。また、技術進化が加速するなか、新技術の原理や電気的特性まで理解できるよう各種講習や研修を実施するなど、必要な国家資格の取得にも力を入れています。
現在では人々に欠かせない携帯電話などのモバイル端末に使用される通信インフラ構築を行っております。
コンサルティングをはじめ、設計業務・基地局設置による交渉業務・施工・管理などトータルに業務を行っております。